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Luscious Delicious Home

Kitchen Garden in MAY

Fleurs de la ceriseキッチンアトリエのキッチンガーデンにはさまざまな野菜やフルーツが育っています。すべて有機堆肥、無農薬栽培。ここまで土を育てて維持するのに長い年月がかかりましたが、今では安定して収穫出来るようになりました。ここは趣味の家庭菜園ですが、それでも作物が育つまでの苦労を思うと、本業の農家さんの大変さが分かります。自然農法をされている方は特にご苦労が多いと思います。それを知れば自然と食べものへの感謝が生まれます。
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山形からいただいてきたさくらんぼの木(山形佐藤錦)に今年もたくさんの実がつきました。鳥に食べられてしまう前にと収穫し、たくさんのさくらんぼが採れました。たくさんあるのでConfetturaやStreuselkuchenでも作りましょうか。



さくらんぼの木には大切で幸せな思い出があります。

2005年料理の勉強でイタリアにいた時、習っていた料理学校はキッチンガーデンのある料理学校で、さまざまな野菜やハーブ、果物の木がありました。その野菜やハーブをレッスンの前に摘みに行くのです。なんて!素晴らしい!

私が滞在していた時、ちょうどさくらんぼのシーズンでシェフから「園内にあるチェリーをいくらでも取って食べていいよ」と言われ、嬉しくて授業の合間におなかいっぱいになるまでさくらんぼ狩りしながら食べたことを思い出します。それが本当に美味しかった!

食材にとてもこだわる学校だったので、料理が美味しかったことは言うまでもなく、週末学校がない時に外のレストランで食べても学校で味わうほどの感動がない。でも、それはどこの国へ行っても同じで、やはり料理学校で習う料理が一番美味しいのです!フレッシュな食材と高品質な食材を使い、出来立てをすぐ味わえるのは料理学校というスタイルがもたらす恵みです。

17年ほどの海外生活でいろいろな国に行き、料理を習い思ったのは、「日本で料理教室をする時は絶対にキッチンガーデンと一緒にやりたい」ということでした。自分たちで育てた食材で料理する・・・・・・それはどんなシェフでも最後の望みなのではないでしょうか。イタリアの他にタイやシンガポール、マレーシアの料理学校でもキッチンガーデンやハーブガーデンがあり、まさに料理をするのにこれ以上の理想的な環境はないと思いました。このような経験が今の私の料理スタイルの原型になっています。

そうの影響もあります。素材の品質を重視し、生産者に敬意を示し、シンプルな中に本当の味覚を見つけてゆく彼のレシピ。そして、ロンドン郊外の農園に住み、自ら野菜、ハーブ、果物を育て、それを摘み取ってお料理を楽しむ彼の姿、まさにこんな感じ☆

Jamie Oliver 12

こちらはとても有名なブログなのでご存知の方も多いと思います。私も海外時代からずっと拝見させていただいています。毎日、ご自身の菜園で採れたやさいや果物でお料理をされている素敵なブログです。
ばーさんがじーさんに作る食卓

そして千葉の佐倉にあるお気に入りのリストランテCASTELLOも理想的なレストランです。レストランの道を挟んで向い側にはレストラン所有の広大な畑があり、シェフが自ら約50種類ほどの野菜やハーブを栽培されています。それがレストランで使う食材になるため、その日に収穫できる最良の食材を使用し、その日のメニューが決まるというこだわりのレストランです。

海外時代から一時帰国のたびに通っています。本当に大好きなレストランのひとつです。レストランの駐車場に泊まる車のナンバーは都内や神奈川など他県も多く、遠くても食べに行きたいという魅力を持つレストランです。こんなレストランがつくばに1軒くらいあってもいいのになあーといつも思います。このコンセプト、つくばなら可能ですもの!

そう!まるでDon Alfonsoのような感じです。アマルフィへ行った時、ディナーで伺ったのですが、豊かなオーガニックの菜園を見せていただいて本当に感動しました。車で随分走りましたが、それでも世界中から人が来る。そんな素敵なところです。

by hkvege | 2013-05-13 22:05 | ガーデン・シーズン
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