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Korean cooking class<Fleurs de la cerise>

アトリエで初の韓国料理教室。
2日ほど雨続きでしたが、今日はお天気も回復して晴れたよい1日。感謝☆
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レッスンのもようをcinaさんがBlogにUpしてくださいました ⇒ 
綺麗なお写真でとっても嬉しい♪ ありがとうございます。








今日のメインは宮廷式ビビンバ。ビビンバは日本でもお馴染みですが、
通常お店などで食べるビビンバはナムルがごはんの上に乗ったものが多く
どうしても雑味が入り、油っぽくなりがち。
もともとビビンバは昔、冷たい残り物のごはんとナムルを併せたのが始まり。
決して裕福な食べ物ではありませんでした。
冷たいまま食べるもので、本来、石焼にしない食べ物だったのです。
それを石焼して暖かく食べる工夫をしたのが日本の焼肉屋さん。
のちに石焼ビビンバは韓国に伝わったそうです。

今日のビビンバは残り物のごはんとおかずではなく、
ビビンバを作るためにわざわざ具材を揃えます。
暖かいごはんに作りたての具材を乗せるので、普通の器でいただきます。
とってもあっさりして洗練された綺麗な味のビビンバです。
それぞれの具材の風味や味や食感が混ぜられた後、口に入り
とても素敵なハーモニーを奏でます。
混ぜているのに、舌の上でそれぞれの独立した具材の旨みを感じます。

正直、私も韓国まで行って、「ビビンバなんて別に習う必要もない」と思っていました。
もう知った気でいたのです。
ところが、実際に習ってみて目からウロコ・・・・これまで食べたことのない上品で絶品の味に、
もうただただ感動の嵐でした。
丁寧に作ったビビンバはこんなにも美しく、美味しいものだというのを知り、
料理にかける手間隙の大切さをしみじみ教えられた1品です。
また知ったつもりが一番損をすると知りました。

グルメの街と言われる韓国・全州へ行き、全州ビビンバを食べに出掛けたことがあります。
今日のレッスンのビビンバのように、残りものではなく
ビビンバのために具材を作るビビンバで、もちろん石焼ではありません。
これを食べてから、石焼ではないビビンバの方が好きになりました。

ビビンは混ぜる バ(ップ)はごはんの意。

今日は毎年、利川で開催されるセラミックフェアで作家さんから購入した韓国陶器(持ち帰ってきました~)と
韓国のスッカラ(スプーン)とチョッカラ(箸)を使い、韓国式のテーブルをご用意いたしました。

こんな風に日本にいながら、食の旅が出来るのは本当に楽しいです。

by hkvege | 2013-10-21 23:14 | 料理教室
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